「夢枕!」
慌てて飛び出しそうな俺を
「行くな!殺されるぞ」
ムラサキに手を掴まれて止められた
「何故止める!お前は敵だろう」
「そうだ敵だ、しかしお前は魔女王様が呼んだ大切な人間、失うわけにはいかない、夢枕は諦めろ」
(急所は外れているが)………かなりやばい………
(でも立ち上がらないと………旦那を取り返さないと)
その思いだけでゆっくりと立ち上がる夢枕を見てゼロは
「?…………!!!@@………ろ…………」
声で分かる、なんか凄く喜んでいるみたいだ
それにしても私は何をしたんだ?
手に伝わる感覚では、何か硬いものに当たったと言う感じがしたが
まあいいか
もう立ち上がるだけで攻撃する力がない
ゼロはゆっくりと近づいてくるのが分かる
どうやら止めをさすきらしい
(ごめんアナタ………ここまで見たい………今までありがとう)
ゼロが剣を振り上げる気配がしたその直後目の前に何か壁らしき気配がして
「お嬢…頑張りましたね……………お待たせしました………今助けます………」
この気配は…………知っている………
この声は…………勿論………知っている…………
「マリィー………お……そ…………ぃ……」
そして夢枕は気を失った
その脇からマリィーはゆっくりと姿を表すと壁はゆっくりと崩壊した
「ゼロ…………仮面の下は相変わらず……………(悔しいけど)綺麗ね」
「…………ろ…?………真理………何故……いる」
「普通に話せるんだ、そうね………とりあえず動きを止めておくわ、いきなり襲われたら勝ち目なんてないから」
マリィーは二枚カードを取り出しながら
「一枚目は………[天使の施し] この場にいる全ての者を回復する」
「真理………私も回復するが…」
「ゼロ……あなたはたいしてダメージ受けていないでしょう」
「それもそうか」
「二枚目は……ゼロに[拘束の鎖」……どんなに強い敵でも暫く動きを止める」
その直後、地面から鎖が出て来てゼロを拘束した
「こんなもので私を止められると思っているの」
「ニ、三分くらいは持つかな」
「………そんなに短くてどうする気だ」
「そうね………後はムラサキがなんとかしてくれるかな」
「あそこに居るのは………まさか……それよりゼロお姉さんの動きが止まっている、今しかない!瑛太行くわよ」
「俺は置いていけばいいのに」
「そんなことしたら逃げる気でしょう」
ムラサキは俺に近づくといきなり両手で抱き上げた
傍から見たらそれは
「ムラサキ………これはお姫様抱っこ……おろしてくれ……」
「まさか恥ずかしいの、誰も見ていませんし、時間がありません、行きます」
ムラサキは俺をお姫様抱っこしたままその場から離れた