「エイタ……お前凄いことしたな」

あれから怪物に襲われる事なく町について宿屋を押さえ(復活の石を部屋に置いて)今居酒屋らしき場所に居た

「俺………何かしたか?」

「忘れたのか、殺鬼姫の頭を触っただろ」

忘れていない

「なにか無かったか」

「そう言えば硬いものが二つ……まさかあれは」


「エイタの考えているとおりだよ」

「…………角………でもなんであんな物が」

「殺鬼姫は鬼族だよ、ところでエイタ」

無音は懐から紙を取り出しテーブルに置くと[さつきひめ]と書いて

「これを漢字で書いてみな」

さつきひめかそうだな殺気姫か皐月姫かまたは五月姫か

とりあえず3個書いてみたが、無音は首を振りながらこう書いた

殺鬼姫と書いた

「エイタよく見てみろ、鬼と入っているだろ」

確かに入っている、殺す鬼の姫……確かに鬼族らしい

「だから角があったのか」

「聞いた話だが、あの角は家族でも触れないらしい、唯一触れるのが婚約者か旦那だけらしい」

「もし……もしだよ……婚約者か旦那以外が触ったらどうなるんだ」

「さあ知らないや、触れたやつならいたかもしれないが………多分消されたのでは」

「………………………………………」

女神……知ってて触らしたな

女神には大変面白い事なんだろうけど

俺にとっては………………………

次にあったら文句を言ってやる

「エイタ、なるべくだけど殺鬼姫には会わないようにしないとな」

そう言えば

次あった時苦しみながら斬り殺してやる!覚えておけ!

と言っていたような

会わないことを祈るだけだ

ふとサテラを見ると食べるのに一生懸命でこちらの話には興味が無いらしい

「さてエイタの事を聞きたいな」

「わかったよ」

異世界から来たこととか魔王を倒さないと元の世界に戻れないとか、一様死んでも何回かは甦れることは伏せているが

「そうなんだ、大変だな、魔王を倒さないと………戻れないのか」

「次は無音の事を聞きたいな」

「私の事か、つまらないぞ、私は元四天王の一人」

「元四天王?殺鬼姫は四天王の一人だと名乗っていたな」

「多分私が抜けたあとについたのだろ」

「じゃ四天王の名前はわかる?」

「変わってなかったら………殺鬼姫と闇姫に」

闇姫…………殺鬼姫を助けたやつか

「あとは剛力姫と幻惑姫だと思う」

なんか強そうな名前が出てきた

「剛力姫は力で押してくる、幻惑姫は幻術を使って惑わしてくる……闇姫は………私もあまりあったこと無いからわからないや」

俺とサテラだけなら勝てる気がしない

そう言えば女神が仲間を探しなさいとか言っていたような………無音がなってくれたらかなり助かるのだが

頼んでみるか

「なあ無音………頼みがあるんだが」

「なんだ、言ってみろ」

「仲間になって……くれたら…………助かる」

「私が………役に立たないぞ…………」

元四天王が何を言うか

無音は暫く考えて

「そうだな……私が出す試練に合格したらなってやるよ」

「試練に…………」

「簡単だよ、私と闘って参ったと言わしたらなってやるよ」

俺には無理だがサテラなら

「それと相手はエイタを指名する」

俺ですか?無理です!

「私は木刀で………」

「真剣でやれよ、おばさん!」

ここまで黙っていたサテラが割り込んできた

サテラ……余計な事を言うな

「しかし…………エイタは素人………」

「怖いのか……素人に負けるのが……なあエイタも言ってやれ……」

何を?俺は木刀でお願いしたいが、サテラが許してくれそうにない

「わかった……真剣で……やってやる………殺したらごめん」

「よし決まり……それと試練は一週間後にしてくれ」

「まあいいが……何故だ」

「こいつを鍛える時間がほしい」

「わかった……一週間後……場所は町を出て南に行くと広い草原があるからそこにしよう」

こうして無音の試練をする事になった