窓から差し込む光に朝を感じていたら、いきなりベットから蹴りだされた俺の前に
「おはようエイタ」
ミルフィーユが立っていた
「何時まで寝ている気、もう朝だよ、早く行こうよ」
「わかった、下で待っていてくれ」
はーいと言って部屋を出てゆくミルフィーユを見ながら
「俺、鍵かけたよな」
慌て見たドアは元の姿をとどめていなかった
「サテラに戻っているのか」
急いで支度をして下に降りると
「その前に朝食しない、用意は出来てるみたい」
「ミルフィーユが作ったのか」
「作っていないわよ、あの部屋を覗いたら机の上に並んでいたの」
誰が作ったのか?
まさか女神とか…………
まあいいか、腹が減ってはなんとかと言うだろう
朝食を済まして出て振り返ると小屋は消滅していた
「さあ殺鬼姫退治と行きましょうか」
「殺鬼姫?誰?」
俺は知っているがミルフィーユは知らないだろう
「殺鬼姫は四天王の一人」
「強いの?」
「かなり強いよ」
「勝てるのエイタ」
「多分…………大丈夫……の筈」
女神から言われた作戦はあるが
「ミルフィーユ止まって」
この先に行けば森の中から怪物が出てくるはず
「ミルフィーユ先に行って」
女神は確か
「ミルフィーユを先に行かしなさい」
「えっ?俺が先ではなくて」
「エイタは物影から見ていなさい、怪物を安心さすためです、ゆっくりと近づいてくるはずです、ある程度近づいてきたら入れ替えなさい」
ミルフィーユはしばらく考え
「わかった、危なくなったら絶対に助けてね」
と言うと先に歩き出し、俺は物影に隠れた
暫くして森の中から
「エイタ!あれ何?」
怪物が姿を見せ
「おーいこんなやつが相手なのか?無音はどうした?逃げたのか?」
ミルフィーユは腰が抜けたらしくその場に蹲っている
それを見た怪物はゆっくりと近づきながら
「まあこいつを殺ったら出てくるだろう」
あと少しのところで物影が出て
「帰ってこいサテラ!」
交代の石を投げミルフィーユの近くで砕けて消えた直後ミルフィーユがその場に倒れた
怪物は歩みを止めると
「気を失ったか、まあいい」
その直後ミルフィーユはゆっくりと立ち上がりながら抜刀して怪物に斬りかかる
いきなりの攻撃に避ける間もなく真っ二つになってその場に倒れた
「エイタ……こいつ斬ってもいいね」
斬る前に言え……これは………間違いなくサテラだ
「ところでこれ何?もしかして味方だったとか」
「そう見える?」
「見えない………敵にしか、それよりあたしこんな所で何をしていたの?」
その時だった
森の中から乾いた拍手が聞こえてきた
「説明は後でする、出てくるぞ」
「誰が?」
「四天王の殺鬼姫が、サテラ絶対に突っ込むなよ、あれの相手は俺がする」
「わかったわよ、じゃあたしは横にいるから危なくなったら呼んでね」
さあ来い!殺鬼姫!この前のお返しをしてやる!