とりあえず状況を整理してみる
姫(女王)は抜刀しながら、北の使者に近づき首を切り落とした
もしかして……凄くヤバいことをしているのでは
残った使者は何が起こったのかわからず唖然としている
笑い終わった姫(女王)は
「おいザルサ、こいつを梱包しろ」
ザルサは立ち上がると転がっている生首を広い別室に消えた
ようやく状況を理解したもう一人の使者が
「何をやったのかわかっているだろうな」
「勿論わかっている」
そこに大きな箱を抱えたザルサが帰ってきて
「ザルサそれはこいつに渡せ」
北の使者はそれを受け取りながら
「こんなことしてただで済むと思っ…」
姫(女王)はセリフを遮るように
「どうだ、素晴らしい贈り物だろ、気に入ってくれたかな、ところで貴様は生かしておいてやる、その箱を持って帰れ、勿論………意味はわかるよな」
「…………………………」
「返事は?しないなら切り殺す!」
「…………何をしたい」
姫(女王)は納刀しながら
「貴様ら、北の国から攻めてくるのを待っているんだよ、そしてそれを口実にこちらからもやれる」
戦争の口実を作る気だ
「この場の事はどう説明する気だ」
「北の使者があたしにいきなり斬りかかって来たからザルサが首を切り落とした」
「誰がそんな事は信じる?」
「姫になって言ったら案外みんな信じるのよ」
「………この事をバラすぞ」
「馬鹿だね、誰が信じるんだ、この場に居るのはこの国の人間3人対して北から使者はあなた一人………隠滅ぐらい簡単にできるのよ」
「…………くそー………悪女め!」
「それ最高の褒め言葉……ありがとう」
そんなやり取りを見ていた俺は、その場に膝まついて吐いていた
(………このままでは………このままでは)
思わず部屋から出ていた
「女王、奴が逃げました、どうします?」
「…………ほっておきなさい、あいつも少し痛い目を見ないといけないみたいね、それよりザルサ、北の使者を連れていきなさいそして帰ってきたらこれからどうするか説明する」
それを聞いたザルサは北の使者を立たせて部屋を出ていった
「さあこれから面白くなる、さあ楽しみましょうザルサ、あの兵士」
笑いながら部屋を出ていった