なんとかしないと……………
それにしてもこいつ、力強いな
こんなに小さいのに
そう言えば
あたし戦闘能力ゼロだからとか言っていたような……………ホントなのか
それよりなんとかしないと、部屋に掘り込んで鍵をかけられてしまう
そうなるともう…………逃げられない
ふと頭に浮かんだ名前を
「…………柘榴(誰だ?柘榴って)」
叫んでいた
「えっ?何でその名前を………やはり」
翡翠の力が少し緩んだのを見逃さなかった
手を振り払うと一目散に駆け出した
「待ちなさい摩耶…………」
翡翠の叫び声を背中で受けながら村を出た
「まあいいか、詳しくは魔夜に聞けばいいもし記憶が戻っているなら………」
翡翠は宿屋に急いだ
花畑についた摩耶を
「案外早かったね摩耶」
一人の少女が出迎えてくれた
「あなたは………………誰」
少女はゆっくりと近づきながら
「あの翡翠に記憶を消されたのね、私はリコスよ」