「荷物はそこに置いてくれ」

「翡翠、中身は何?」

「店で売る御札や魔法道具そして新しい眼帯」

そう言えばここ何をする店か聞いていなかった

「表向きは御札や魔法道具を売る店」

「裏があるのか」

「世間で起こっている妖怪なんかがやったと思われる事件を調べて解決する」

俺もしかして………………変な所に就職してしまったかも

そう言えば

「あのお姉さんは」

玄関までは一本道、すれ違った記憶がないが、部屋の中にはいない

「あれの名前は円月。もう帰ったぞ。会わなかったか?ああそう言えば窓から帰ったんだったわ」

窓から帰った?二階だぞここは………

「あまり深く考えるな。さて瑛太」

といきなりまや姉妹が入ってきて

「「翡翠様お呼びでしょうか」」

「朝食が済んだら瑛太と下の街に出掛けてくるが、二人はどうする」

「「翡翠様にお供します」」

「わかった。じゃ支度をして玄関に、一時間後に待っておれ」

「「わかりました、では失礼します」」

出てゆくまや姉妹を見ながら

「翡翠、下の街に何しに行くんだ」

「あることを調べにゆく。それとこれを渡しておく」

「……コンタクトレンズ………………まさか柘榴が絡んでいるのか」

「姉は絡んでいない。そのコンタクトレンズはこの世の者ではない者が見えるようになる、つけるなら出発する直前にしろよ、あまり早いと途中で効果が切れるからな」

この世の者ではない者が見えるようにか

まや姉妹は見えているのに、それとも裸眼なら波長が合わないと見れないのか

「さあ瑛太、早く朝食を食べようか」

出てゆく翡翠を追うように部屋を出た