さてこれからどうする
一旦屋敷に戻り改めて…………いや…………早く行かないと旦那が危ない気がする
一分…………一秒でも早く行かないと……………
じゃこのまま逃げる……………あのゾーサラスから逃げ切る気がしない……………
「夢枕、なにか言ったらどうだ」
「……………………………」
「言うことはないんだな。じゃ屋敷に戻りなさい」
「………嫌だ………断る…………戻らない………」
「断る戻らないか、夢枕何処に行くんだ」
「それは…………………旦那……瑛太の所に」
「何しに行く」
「助けに行く」
「……………多分今頃氷結の洞窟だな」
「氷結の洞窟?」
「多分な。2つは手に入れて後はドラゴンの鱗だと思うぞ」
「ドラゴンの…………やはり私が行かないと旦那に勝ち目はない」
「確かに人間の瑛太には勝ち目はないだろうな。夢枕には勝ち目があるのか」
「勝てるかではなくて勝たなくてはならない」
「決心は硬いようだな。わかった。氷結の洞窟に向かいなさい。ナナツとアデルには私から言っておいてやる。だが…………ちょっと待ってろ」
ゾーサラスは屋敷に戻ると一本の刀を投げてきて
「今の刀ではドラゴンに傷一つつけられない。それを持ってゆくといい」
「この刀は」
目が見えなくても分かる。この感じるオーラはまさか
「ドラゴンソード。この世で唯一、ドラゴンを倒せる刀だ」
「こんなにすごい刀を私に…………」
「礼は帰ってからでいい。速く行け夢枕」
「…………………行ってきます」
夢枕は振り返ることなく走り出した