『幸神家の村にて6』
轟はさっきから部屋の中を歩き回っていた
「血祭の様子が最近おかしい、何故だ、まさか洗脳がとけたとか・・・ありえない、かなり深くかけたはずだから、それに祭もだ」
轟はふと立ち止まると
「何か隠しているのはわかる、最近目も会わさない、それどころか近くにもよらない、警戒している?何に?」
椅子に座る珈琲を一口飲んで
「まあ会えばわかるかな」
飲み干すとカップを置くと部屋を出た
「瑛太あんな約束して大丈夫、何か考えでもあるの?」
「何もない」
「駄目でしょう、ないなら断りなさい」
「そうしたいが、あの目を見たら断れなくなったんだよ、なあ血祭・・・・」
「その先は言わないの、大体わかるから、仕方ないから手伝ってあげるけど対価は高いわよ」
「少しまけてくれるよね」
「・・・・無理」
「そうですよね、まあ頑張ってレノを殻から出してあげようね」
「はいはい(そこが瑛太の良いところだけど、だから私は瑛太が大好きなんだよ、絶対に口には出せない)頑張ろうね、瑛太止まって、いいと言うまで下を見てなさい」
「どうした?」
「前方から会いたくない人が来ているのよ」
「まさか・・・・轟」
「その通り。下を見ていたら目を見なくてすむだろう、轟が話しかけてきても黙っていて、相手は私が全てするから」
「わかった、血祭は目を見ても大丈夫?」
「一度かけた相手には再び洗脳することはないわ、安心しているのね、絶対にとけないと、だから私は洗脳がとけてないふりをするから、さあ来るわよ、下を見てなさい」
轟は考えながら歩いていてふと前方を見ると
「あそこにいるのは血祭。じゃ隣にいる人間は誰かしら?見たことない人間、もしかしたら様子がおかしいのはあれのせいかしら、確かめなくては、確かめなくては、、確かめなくては」
二人の距離は確実に近づいて行く