「祭?祭大丈夫?」
顔を叩くような感覚に目を開けると、血祭が心配そうに覗き込んでいた
「ち・・血祭お姉ちゃん」
まだ意識がはっきりとしない
なにか忘れているような
「怪我はないみたいだけど」
そう言うと優しく頭をなぜてきた
そう言えば最近誰かになぜられた気が・・・・
『いひぃいひぃ頑張ったな祭』
いきなり頭の中にその声がよみがえった
さらに
『後はこの雷に・・・・』
がばっと起き上がると辺りを見渡しながら
「血祭お姉ちゃん、雷お姉ちゃん見なかった」
「雷?見てないわよ」
そう言えば美月の姿も見えない
「雷お姉ちゃんが助けてくれたの、この怪我も治してくれたの」
あの雷がそんなことはするとは思えないし
「危険を犯して美月の前に現れるとは思えないよ、祭、夢でも見たのよ」
「・・・・でも・・・雷お姉ちゃんは確かにいたんだよ」
頭に残るあの感触・・・・
「それにしてもあれは何かしら?」
少し離れた場所に血の池に何かが浮かんでいた
「祭はそこにいなさい」
近づいてみるとそれは
「!腕?誰の?まさか美月の?」
「血祭お姉ちゃん何?」
「・・・木の枝よ(ほんとの事は伏せておこう言ったら雷お姉ちゃんが殺ったんだと言いかねないし)」
あるきながら考えてみる
ほんとに雷が現れて祭を助けて、美月を殺った
ありえない話ではないが、そんなことをするのか
あの性格
自分に対して得にならないことはしないはず
じゃ誰が美月を倒したのか
「血祭お姉ちゃん何難しい顔してるの?」
「何でもないよ、さあお家に帰ろうか」
「うん血祭お姉ちゃん」
「歩けるよね、じゃ先に行っていて、私は瑛太を連れてくるから」
「血祭お姉ちゃん・・・いやらしいことしたら・・・・黙っておいてあげる」
「するか❗(ほんとはしたいけど、夢枕と戦いたくないし)早く行け」
元気よく歩き出した祭の背中が見えなくなると
「じゃ私も瑛太にいやら・・・じゃなくて拾ってくるか」
血祭はゆっくりと歩き出した
『決着』
次回
新展開
『幸神家の村にて』