『祭の本気』
(消えたか、まあいい、さあ何処からでも来なさい、返り討ちにしてやる)
美月はゆっくりと納刀すると辺りの気配を感じていた
(納刀した?しかし隙がない、何処からいっても斬られるイメージしか・・・しかし殺らないと、これがたぶん最後だから)
祭は立ち止まるとチャンスを待った
(動いている感じがしない、さては止まってチャンスを待っているな、それなら)
美月はゆっくりと動いて
(僅かに隙ができたけど・・・罠かもしれないが・・・)
(さあどうした?隙を作ってあげたのよ、早く斬りかかってきなさい、しかし・・・・それが最後の攻撃、さあ)
尚も美月は祭に隙を見せている
(・・・・何かないか、何か、あれを欺く事が出来ないか・・・・・)
「早くしなさい祭、あんたの本気はこんなものかしら、そう言えばあの二人はそんなに遠くには行っていないみたい、追い付いて殺ってもいいのよ、さあ」
(迷ってる暇はない、殺るしかない)
祭は真っ直ぐに美月に斬りかかるのと同時に姿が現れた
「やっと決心がついたのね、真っ正面から来るとは・・・祭、馬鹿なのかしら」
美月は抜刀すると刀を鞘で受け止めて
「さあ祭サヨウナラ」
そのまま斬りかかったが
「・・・・・!手応えがない!奴は真っ正面から来ていたのでは?じゃ」
「美月残念だったな、私は後ろだよ」
振り返ると祭が斬りかかってきていた
「じゃ真っ正面から来ていたのは」
「美月これだよ」
祭は一枚のカードを見せてきた
「・・・蜃気楼?まさか私が斬ったのは」
「そう幻を斬っていたの、じゃバイバイ美月」
そのまま斬りつけていった
次回『意外な助っ人』