「ちょっと待って、私、剣扱ったこと」

「何とかしろ❗死にたくなかったら」

(ほんとに無茶苦茶な、とりあえず振れば)

ひとふりするが重さに耐えられず剣を落としそうになると背中に強烈な痛みがありその場に踞ってしまった

振り返ると狐丸さんが木刀を構えながら

「背後が隙だらけだぞ、何とかしろ❗」

えっ?私後ろに目なんてないから無理

とりあえず壁に近寄ると

「これなら背後からは、さてどうすれば?」

狐丸はこちらを睨んでいる

動いたら確実に攻撃が、それを考えると動けない

手にしている剣に目を向ける

「そう言えば雷は軽々と扱っていたよな、どんな鍛錬をしたらいいんだ・・・・・それよりこれで村人は・・・・・」

甦るおぞましき記憶

目の前に転がっている肉片、地面は血の海

『いひぃいひぃいひぃいひぃ』

その中で笑い狂う雷、あの笑い声が耳から離れない

思い出しただけでも吐き気と同時に怒りが込み上げてくる

「いかづち❗雷、雷・・・絶対に許さない❗」









こいつさっきから剣を見て動かないぞ

あきらめたか?いや違う、あきらかにさっきとは雰囲気が変わった?

それにおかしい?体が動かないぞ、

この恐怖感はなんだ

動けば確実に殺られる?

この私が動けない?そんなことはあり得ない

美月は確かに剣の初心者、あの扱い方を見ればわかるが

「美月何かを隠しているな、それに本気を出さないとこちらが殺られてしまう、ごめん美月、死んだら許してくれよ」

狐丸は恐怖を押さえて全力で突っ込んでいった