俺達はレノを探しながら歩いていた

「お姉ちゃん見つからないね」

「そうだな」

「山頂付近まで行ってるのかしら」

「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・」

会話が続かない

心配された魔物やらの攻撃はないが

「そう言えば瑛太の戦った幸神家もこの辺りに住んでいるらしいよ」

「そうなんだ」

口調は穏やかだか内心は

(どうにか血祭には会いませんように)

とびくびくしていた

「あっあれ・・・まさか❗」

と言うとリノは走り出した

「待ってくれリノ」

追いかけるが追い付く気配がない

軈て止まると息を切らして追いついた俺に

「瑛太あれ、まさかあるとは」

指差す方向にそれはあった

青く光る花

しかしだいぶん距離があったぞ

人間には見えない距離

「リノ視力がいいんだな」

「瑛太まさか❗彼処から見えなかったの?」

ごめん、俺、人間だから

「ほんとつまらない種族見えないんだ」

返す言葉がありません

「因みにこの崖を登っていくんだな?」

「当たり前でしょう。他に道がある?」

目の前にほぼ垂直の壁が見えている

「瑛太、ゾーサラスも言っていたけど手は貸さないから、自分で頑張る、さあ登った、もし落ちて死んだらそこに埋めてあげる🎵優しいでしょう🎵」

ほんと優しいこと

右手を壁の裂目に手をかけて

「ここは人間の凄いところを見せないとな」

ゆっくりと登り始めた