(この幼女が闇の医者?)

入ってきた闇の医者は人間界で言う幼女の姿をしていた

小さな体に不似合いな黒いマントを引きずり

頭には黒いフードを被り顔を隠していて表情はわからない

手には身長の倍はありそうな杖を持ち先端に大きな星、更にそれの回りに小さな星が何個かついてい輪になっている

アギレラは深々と頭を垂れているのを見てアギレラが嘘を言っているようには見えない

「なあ塵、この幼女がほんとにキラリンを助けられるんだろうな?」

「さあわからないがアギレラのあの態度から間違いなく闇の医者らしい(多分だけど)」

アギレラは頭をあげるとゾーサラスの手を取り

「さあゾーサラス様こちらに」

一番奥にある椅子に導いていった

ゾーサラスは腰を下ろすと我々を見て

「これは大変珍しい、人間が二人もいる、人間に会うのは100年ぶりだな、そしてそこにいるのは鬼頭・・・・茜か?」

容姿に似合ったあどけない声である

茜はいきなり立ち上がると

「はいその茜です」

更に敬礼をしそうな雰囲気があった

「やはりそうか、久し振りだな、雷鳴は元気にしておるか?」

「父親は大変元気です」

「そうかそうかそれは結構なこと、村雨は」

「姉上も大変元気です」

「そうかそうかそれは結構なこと、二人にはたまに遊びに来るように伝えておくれ」

「はいわかりましたゾーサラス様」 

「様はいらない、それより座りなさい」

ゆっくりと椅子に座った茜は肩で息をしていた

(会話するだけでそんなに疲れるの)

「それとその隣の白いのは・・・・まさか・・あの夢枕なのか」

「その通りだが、何か?」

夢枕は鞘に手をかけ今にも斬りかかりそうな雰囲気を出している

「そう慌てるな、噂には聞いている、盲目の天才剣士がいると、まさか本人に会えるとは」

夢枕は鞘から手を離しながら

「それは間違いだな、私は自分の事を盲目の天才剣士と名乗ったことはない」

「まあ噂だ、さてその隣にいるのは・・・・・まさか❗魔王の愛娘のナナツなのか」

「おっしゃる通り、ゾーサラスは父上をご存知で」

「知ってるも何も、あれとは悪友の中でな、まあここ150年は会っていないな、元気にしておるか?」

「まあ生きている」

「そうかそうかそれは結構なこと、さて」

ゾーサラスは俺達人間二人を見て

「話が長くなった、用件があるのはそこの人間だとアギレラから聞いている、言ってみよ、しかしその前に名乗れ人間の子よ」