「えっ?ここはどこ」
目を覚ますと天井が目に入ってきた
どうやら布団の中にいるらしい
「あなたおはよう❤」
夢枕が横にいてこっちを見ていた
「夢枕おはよう、ところでここはどこ」
「鬼頭家の中よ」
どうやら気を失った俺を抱えて家の中に運んだのは夢枕らしい
「あなた大丈夫?」
「なんとか、祭が天使の施しを使ってくれたから」
まああれは『選択』のカードだが
「ところであのあとどうなった」
「それが・・・・・・」
夢枕の話によればこうだ
雷鳴と雷
「雷あの村での出来事は轟の洗脳によるものという結論に至った、どうだ鬼頭家に戻ってこないか」
「いひぃいひぃ戻ってこいだと、馬鹿にするな❗今は断る、今はな、あたしは鬼頭家を追い出されて、ついさっき幸神家も追い出された」
「じゃ戻ってこい、茜も喜ぶ」
「だから断ると言っている、今すぐに村を出る、少し旅をして考えてみる、何が正解なのかを」
立ち上がる雷を見て
「・・・わかった、でも忘れるな雷、お前が帰る場所はこの鬼頭家しかない忘れるな」
聞き終えると雷は部屋を出た
雷と茜
屋敷を出た雷を茜が呼び止めた
「お姉さん待って」
「なにかようか茜」
「やはり出ていくんだ、残って欲しいな」
「・・・・茜」
茜に近づくと優しく抱きしめ
「茜、もう十分強い、あたしがいなくても大丈夫、村雨と力をあわして鬼頭家を守りなさい」
「・・・・そんなに強くない、私はまだお姉さんに教えてほしいことがたくさんある、だから行かないで」
「・・・・・・・・・じゃもう行くから」
茜を突き放すと歩き出した
「お姉さん必ず帰ってきてね。それまでは頑張るから、必ず・・・・・・」
その言葉を背に受けながら雷は村を出ていった
「あなたどう思う?」
「さあわからないが戻ってくるんじゃないの」
まあその時は俺は人間界に戻ってる・・・・筈だが・・・・戻ってるかな、そもそも戻り方がわからない・・・ナナツにでも聞いてみるか
それと気になることがある
「夢枕、リンの姿を見たか?」
「見てないわ、それよりあなた、レンの姿を見なかった?」
お互いに顔を見つめ会う
俺はリン
夢枕はレン
リンは雷に倒されたあと姿が消えているし
レンは村雨と一緒に村に向かって来ていた筈だが
村雨の言うには
「途中までは一緒だったがいつのまにか姿が消えていた」らしい
まああまり気にしなくていいか
といきなり襖が開けられ鬼の面した茜が入ってきた
「瑛太、もう大丈夫なのか」
「だいぶんましになったよ」
「そうか・・・早速だが父上が会いたいと言っているが今からでもいいか」
夢枕を見ると小さく頷いた
「じゃ待ってるから、場所はわかるよな」
そう言うと茜は出ていった
「じゃあまりまたしても悪いし行くか」
「はいあなた❤」
布団からでると身支度を整えて部屋を出た