(あと僅か)

今のところ気がついていない

(いける、いける)

そう思った直後血祭が振り返らずに

『動くな❗』

刀が触れる直前、金縛りにあったように体の動きが止まった

「!」

「やれやれ折角見逃していたのに、そっちから来るとは」

「・・・・・・・・・・・」

「これは失礼した。言葉も止めてしまった。『喋る許可を出す』」

「いったい何をした」

「動きを止めた、私の能力だ、言葉で操ることが出来る(まあ相手の命に関わることは無理だが言わないでおこう)」

「何でも出来るのか」

「まあ大体のことは、『頭が高い』」

その一言で俺はその場で土下座をしていた

「『頭を上げていい』さて最低種族の人間の分際でこの私に刃を向けたことは万死に値するがその勇気は称賛に値する、普通なら苦痛をもって切り殺す所だが」

「・・・・・・・・・・・」

血祭はゆっくりと抜刀しながら

「苦しむことなく一思いに切り捨ててやる、ありがたく思いな」

ありがたくない❗

どっちにしても痛いのに変わらないではないか

体はまだ動かないし目も閉じられない

血祭の背後には雷が倒れていて動かない

「さああの世でこの私に刃を向けたことを後悔しろ❗最低種族の人間」

と目の前に白い物が現れ血祭の刀を受け止めた

「!!!!誰だ❗貴様は誰だ❗」

血祭の叫び声を無視するように

ゆっくりと振り返ると赤い瞳が見つめてきた

「あなた大丈夫?今助けに来ました」

夢枕が立っていた