「ほんとにこいつ誰にも見えていないんだろうな」
「回りの反応を見たらわかるだろ」
確かに鎌を持った人物が入ってきたのに騒ぐ生徒はいない
「な、見えてるのは俺と瑛太だけ」
俺は席につくと隣を見て
「あれ山田はまだ来ていないのか」
遅刻なんてしたことがない山田がまだ来ていなかった
「まあ気にすることはないか、それより」
一ノ瀬を見るとその背後にはアリスがいてこっちを睨んでいた
(俺悪い事したかな、それとも見える人間が珍しいかも、まあ俺は死神だし見えて当たり前かそれより何故一ノ瀬は見えているんだ?あの発言からまだ契約はしていないはず。じゃ何故見えているんだ?)
ここでチャイムがなり先生が入ってきた
まるでチャイムが鳴る直前まで扉の前で待っていたかのように
騒がしかった教室が静まり返る
「起立!」
その一声で一斉に立ち上がり
「礼!」
「「おはようございます」」
全員の声が揃う
「着席!」
全員が座り椅子を引く音が教室に響き渡る
「皆さんおはようございます、早速ですが山田君が家庭の事情により今朝引っ越して転校しました」
はい?引っ越しましたって急すぎるだろう
昨日はそんな雰囲気は無かったが
まあ家庭の事情って言ってるし気にすることはないか
「それと今日から転校生が来ます」
山田と入れ替わるように転校生か
この時期に転校生は珍しいかも
「さあ中に入りなさい」
俺はその人を見た瞬間
「!イービル!何でここにいるん・・・」
しかしその声は背後からの声に消された
「見つけたぞ❗イなんとか❗プリンの怨みを❗プリンの怨みを❗そこを動くな❗」
振り返るとアリスが鎌を振り回しながら走り出したのが見えたから俺は席を立つと、イービルの手を取り
「瑛太あれは誰だ?死神だろうけど、それとプリンの怨みってなんの事だ?」
「後で話すから今は」
教室から出る直前
「瑛太君どこにいくんだ❗まだ授業は終わってないぞ❗」
先生の声がしたが
「これがすんだらイービルと一緒に説教を受けますから今は」
廊下に出ると走り出した