なかなか殺ってこない処か

「えっ?瑛太?瑛太だ🎵瑛太だ🎵瑛太がいる🎵遊べる🎵遊べる🎵遊べる🎵」

なんか凄く嬉しそうな声に反応して目を開けると、跳ねながら喜んでいる雷の姿があった

もしかして変身解けてる?

「それにしてもあの子逃げ足は早いな🎵あたしの目が追えないなんて」

最初から目の前に居ましたとは言えないな

「もしかして凄い力を隠していたりして」

まあそれはないな、なにせあのキラリンだから

さてこれで最後の希望も潰えたと

残りのカードが『選択』と『天使の施し』の二枚

前者は運任せのカード

後者は絶対に使えないカード

使ったら雷の体力まで回復してしまう

「瑛太黙ってないで何か話なさい🎵」

「なあ雷、俺は鬼頭家とは無関係の存在」

「そんなの知ってるよ🎵」

「知ってるなら何故襲ってくる」

「そうね🎵そうね🎵そうね🎵瑛太と遊ぶと愉しいからかな🎵」

「俺からしてみれば恐怖しか無いんだけど」

「そうなんだ、・・・・・・・そうだ、良いこと考えた🎵」

「それ絶対に悪い考えとしか予想しないが」

「瑛太あたしの物になりなさい」

「えっ?えっ?えっ?雷いったい何を言っているかわかっているよね」

「大丈夫頭は正常よ🎵なりなさい🎵そら」

雷は靴を脱ぐと靴下まで脱いで俺に差し出しながら

「嘗めなさい🎵それが契約の証だよ🎵早く」

そう言えばこんなこと前にもあった気がする

相手は確か茜

雷は足を口に押し付けてくるが俺はそれを払いのけて

「断る❗絶対に嘗めない❗」

バランスを崩しながら雷は

「そうなんだ、そうなんだ、そうなんだ、残念だ❗残念だ❗残念だ❗じゃ死ね❗」

雷は抜刀したのが見えた

「じゃあたしの提案を断ったことをあの世で後悔しな🎵」

ほんとに最後かも知れないから俺は目を閉じてその時を待ったが

刀が合わさる音がしてその直後、壁にぶつかる音がした

(いったい何が起こった?)

瓦礫を退ける音に続いて雷の罵声が響いた

「貴様は誰だ❗何で邪魔をする❗名を名乗れ❗」

確かに誰かがいるのが気配からわかる

ゆっくりと開けて行くと黒い着物が目に入ってきた

「瑛太大丈夫か?」

「何でこんなところにいるんだ?」

リンが立っていた