「もうすぐ夕食🎵夕食🎵夕食🎵きょうは何が食べられるかな🎵」

雷は夕闇が迫る道をスキップしながら歩いていた

まだ鬼頭雷だった・・・・・5歳の話

その日は遠くにいる友達の所で遊んでいた

こんな雷にも友達はいた

楽しすぎたのか門限ギリギリまで遊んでいて

あわてて家路に着いた

(一日が短すぎるんだよ❗もっと長ければもっと遊んでいられるのに❗)

それにしても雷は約束を守った事がない

外に出るときは必ずしないといけない鬼の面はしていない

「鬱陶しいあんな面❗見つからなければ問題なし🎵」

まあ雷鳴や村前は既に知っていたが、ある年齢まで見て見ぬふりをしていた

勿論村人も同じだった

沈み行く太陽を見ながら歩いていると白赤い物体が視界の端に入ってきた

「?????????」

雷は歩みを止めてじっくりと観察するとそれは

「猫🎵猫🎵猫❤猫だ🎵」

白くてふわふわした猫が端で踞っていた

雷は大の猫好きなのだ

自室にも大量のぬいぐるみや置物果ては寝具にも猫がプリントされている

「それにしても何故所々赤いの?」

ゆっくりと近づいて行きそれが

「・・・・・・血❗」

なにが会ったのか。道の端に血塗れの猫

赤と白の織り成すコントラスト

幸神雷なら堪らない光景に映っていただろう

しかし今はまだ鬼頭雷、凶暴さもまだなかった


なにかに引かれたのか?それとも虐待を受けたのか?それとも・・・・・・・・・

雷はぐったりとしている猫を優しく抱き上げると

「どうしよう?どうしよう?どうするのが正解なの?誰か教えて❗」

道を行く人々は見て見ぬふりをしている

「貴様らはほんとに❗(お願い❗誰でもいい。正解を教えて❗)」

そして人の往来が減って行く

軈て猫の動きがなくなって行き

「そうだよね、忘れていた、君も苦しいんだよね。・・・・・・わかった」

雷は猫を下に置くと

「今楽にしてあげる」

雷は辺りに人が空くなるなるのを確認して

ゆっくりと抜刀した