長い階段を上がりきったその先には

「あなた凄く広いですね」

広い空間が出迎えてくれた

多分宴会や披露宴などが行われると思われる部屋

明かりは所々に松明が置かれていて優しく辺りを照らしていた

「あなた式はこんな場所でしましょうね❤」

目が見えないから感じだけで言っているんだろう

「考えておく」

その時だった

マリィーが暗闇を指差しながら

「お嬢あそこに誰かいます」

松明の光が届いていない場所にその人はいた

「あなたたちが二階に来たと言うことは妹は」

ゆっくりと歩いて松明の明かりが届く場所に来たらその姿が見えた

黒い着物を身に纏い黒くて長い髪は床についている。腰から提げた刀が剣士だとわかる

「そこのものが持っているのは我が塵ですか。ほんとにごめんなさい、情けない塵で」

それにしても感情が入っていない平坦な台詞である

それはまるで下手な声優が台本を棒読みしているみたいに感じる

こいつ感情がないんだろうか

「敵に落ちるとは情けない・・・・・貴様らを殺った後に斬り殺してやるとしましょう」

「ちょっと待て❗」

俺は思わず大声を出した

「斬り殺してやるってレンはあんたの大切な妹だろ❗大事にしなよ❗」

「大切な妹?その塵が?そんな塵が妹の分けないでしょう」

やはり感情が入っていない

「旦那さんあれには感情が無いわ、無感情ですか。お嬢にしてみれば厄介な敵ですね」

「申し遅れました。私が二階を任されたリンと言います、なにせ目が見えないからそれは許してください」

目が見えないからってそれなら夢枕と同じ

「では始めましょう、相手は私が指名します」

リンはゆっくりと歩きながら俺達に近づいてきて

「そうね、私と同じ匂いがするあなたにするわさあ始めましょう」

リンは夢枕を指差していた

「あなた行ってくる🎵」

「大丈夫?」

「あんなの直ぐに倒してくる🎵」

夢枕はマリィーに

「マリィー頑張ってくるね🎵」

「お嬢旦那に良いところを見せたいからといって無茶はしないでください」

「マリィーわかってるよ」

夢枕はリンの前に立つと

「私も視力は弱いの。あなたと同じね、でも違うこともあるの。それはね」

刀に手を添えながら

「私には感情があるのよ」

姿が消えた

こうして盲目の剣士同士の戦いが始まった