出てきた女性は持っていた物を投げ捨てると

ゆっくりと出てきた

「あれって意識は」

「多分まだ残ってる筈だが」

「お姉ちゃん捨てなくていいのに」

レンは捨てられたものに近づくと

「お姉ちゃんいらないよね?これ」

思いきり踏みつけて粉々に砕いた

改めて出てきた女性を見る

黒色の着物に身を包んで黒くて長い髪がレン同様に地面についていた

ふと見た目は青く、海より深い青色をしていた

「隊長あの女性は?」

「姉のリンだ。夢枕同様目が見えない、盲目の剣士」

偶然か盲目の剣士がこの城に二人いることになる

それにしてもリンはまだ一言も発していない

「えっ?何?お姉ちゃん」

リンはレンに近づいて耳に何かを囁いている

「こんなに人はいらないでしょうですか?まあお姉ちゃんの言う通りですね🎵えっ?何人か斬ってもいいかですか?そうですね。あの人を除いて全て斬ってもいいですよ🎵ただし頭に傷をつけないでね🎵」

リンは離れる瞬間小さな声で

「わかった。ありがとうレン、久し振りに運動が出きる」

そう言うとリンの姿が消えた

「みんな気を付けろ❗襲ってくるぞ」

兵士達は慌てて武器を構えるが見えない敵にどうすることも出来ない

次から次と斬られて行く兵士

それを見て逃げようとする兵士にリンは容赦しない

ふと気がつくと辺りには死体が散乱していた

「俺だけ残してどうする気だ」

レンが残酷な笑みを浮かべてゆっくりと近づいてくる

「あなたに聞く前にやることがあるの」

レンは地面に手を着けると呪文を唱え始めた

「闇の力よ。私に力を授けたまえ。目の前の死体を我が部下にしたまえ。えい死者蘇生!」

こいつ黒魔術を使ったな

軈てゆっくりと死体が立ち上がって行くが

あるものは右手がなくあるものは左手がない

いわいるゾンビ

言い換えればレンの言うことを忠実に聞く兵士

だからあのとき《頭は傷をつけないでね》と言ったのか

「さて君はまだゾンビにしないから」

レンが邪悪な笑みを浮かべて近づいてくる

「私達を出すにはそれなりの理由があるはずよ話しなさい❗全てを」

その後ろにいるリンの青い瞳が睨んでいた