「夢枕、相手は俺じゃない。カミエルだ」
「塵は殺ってもいいけど後で必ずカミエルも殺りなさいよ」
アデルさん俺はどうなってもいいんだよな
仕方ないから夢枕に説明した
婚約はナナツが勝手に言った事で、まだ婚姻届は出してないこと
そしてナナツとは結婚する気はないこと
黙って聞いていた夢枕は納刀すると
「私は信じていましたよ🎵じゃカミエルをやって来ます🎵あなた❤」
「血の雨が降ると思ったのに残念」
お前はどちらの味方なんだ
と思うが口には出せない瑛太だった
開いた扉の中は闇が支配していてよく見えない
「みんな入り口の前に立つな❗辺りを警戒しろ❗もう出てるかもしれない❗」
入り口の前にいた数人の兵士が退きかけた時だった
部屋の中から紐かロープが延びてきて逃げ遅れた兵士の足に絡まると
「助けてくれ❗」
悲鳴を残して引きずり込まれた
「助けないと」
兵士が中に入るのを
「止めろ❗もう助からない」
腕を捕まえて止めた
「隊長あれは?」
「黒魔術だろう」
多分あれは妹の方だ
「黒魔術?しかしそれは使い手がいなくなり絶滅したのでは、それに黒魔術は禁忌では」
「確かに禁忌だ。そして生き残っていたんだよ一人だけ」
軈て一人の女性が出てきた
「皆様お出迎えありがとうございます」
服はボロボロで髪は延び放題で地面に届いている
しかしその眼光は鋭く全てを見抜いているみたいに感じる
「これは見苦しい姿でごめんなさい」
それにしても礼儀正しい
とても狂暴なには見えないが
「見た目に騙されるなよ、多分これからやばくなるだろう」
「そうなのか。ところで名前は」
「あれは妹のレン、この世界で唯一の黒魔術の使い手」
レンは入り口から出てくると辺りを見渡して
「それにしても皆さん物騒ですね、まあいいですか、さて」
部屋に向き直ると
「お姉ちゃん出ておいでよ、さっきあげた人形も飽きたでしょう。こっちは楽しいよ」
一人の女性が出てきたが
「隊長❗あの女性が持っているのは❗」
「間違いない。あれは黒魔術の」
さっき引きずり込まれた兵士が無惨な姿で抱えられていた