「こん・・・・こん・・・・」

あまりのナナツの発言に言葉がでない母親

俺はナナツを睨み

(ナナツ何て事言うんだよ❗今ならまだ大丈夫だから、今のは間違いでしたと)

(もう手遅れみたいね)

母親は立ち上がるとナナツに近づきながら

「ナナツ本気なの?」

「勿論本気よ🎵」

「あの子は人間よ」

「人間と婚約したら駄目って法律でもあるの」

「・・・・・・・・無い」

母親は椅子に戻ると魔王を睨み

「やはりあなたが確りしないからナナツが変な育ち方をするんです」

「まあまあ婚約とはめでたい、城内あげて祝わないと」

「何勝手に進めているの❗私は認めない❗」

とここで誰かが入ってきて

「私にいい考えがあります」

「言ってみなさいカミエル」

カミエルは横を通るとき俺を睨んだ

今日はよく睨まれる日だな

「このものが、確か名は瑛太と言ったな。ほんとにナナツ様に相応しい婚約者か試してみたらいいのでは」

「そのやり方は」

さっきから母親しか話していないが

「城を出て北に向かうと祠が、そこにお札を置いて瑛太に取ってきてもらう。勿論許可書は持たないでだ」

「待ちなさいカミエル」

「何ですか?ナナツ様」

「許可書を持たないで歩くだなんて自殺行為よ。魔物に確実に襲われるわ」

「相応しかったら襲われない筈だが」

「瑛太は普通の人間よ。じゃ私も同行させて」

「駄目です。瑛太一人でしなさい。勿論婚約を破棄するなら行かなくてもいいですけど」

「わかった❗婚約は・・・」

「わかった。俺やるよ」

「瑛太あんた何を言ってるかわかってる」

「北に向かってお札を取ってくればいいそれだけだろう」

「しかし魔物に」

そこでナナツにしか聞こえない小声で

ポケットに手を当てながら

「ナナツ、俺にはこれがある」

「わかった、カミエルの言う通りに」

「さあ瑛太はしてくれるそうだ。どうします」

母親は魔王を睨みながら

「私はいいわ、であなたはどうかしら」

「そうだな、それでいこうか」

「魔王の許可も出た。では早速」

「待ってください、祠にお札を置いていかないといけないし、出発は明日の朝にと」

「わかった。カミエル早速準備を始めなさい」

深々と頭を下げるとカミエルは部屋を出た

「明日までゆっくりと休むがいい瑛太よ」


その一言で場はお開きになり兵達が出て行く

「瑛太行くわよ」

赤いカーペットを歩きながら振り返るともう両親の姿はなかった

こうして俺はお札を取りに行く事になった