「ここでいいでしょう。裏山には村人は誰も近づかないし」

裏山についたイリスは左腕と対峙していた

「こんなところに連れてきて、もしかして貴様の悲鳴が村人に聞かれたくないからか」

「違うよ。左腕さんの悲鳴が聞かれたくないから、それから」

イリスは目を閉じて深く深呼吸をした

「それからなんだ」

イリスはゆっくりと目を開けると

体全身に力を入れ始めた

軈て体がゆっくりと大きくなって行き、頭には角が生えてきた

「貴様!何をしている」

「黙って見ていろ❗」

段々と大きくなって行き軈て尻尾まで

軈て四つん這いになり毛が生えて行き体を覆って行きそして

「待たせたな。村人いや違う。お姉様には絶対に見られたくないからな」

「野獣属なのか」

見た目は完全に狼に似ている

「近いかな、私は人間と野獣のハーフなの」

「ハーフ?」

「そうよ。あっお姉様には絶対に言わないでねって今から死ぬから言えないか」

「私に勝てる気でいるのか」

「秒殺よ❤」

イリスは天に向かって吠えると姿が消えた

「消えた?違う。私が見失った!」

辺りを探す左腕だが見つからない

気配もない

左腕はふと視線を外して下を見た

別に何かが落ちているか確認したわけではない

「何処に消えた!まさか逃げたのか」

その時前に気配を感じた

頭をあげて前を見ると

「何処を見ている」

イリスはもう目の前にいた

それが左腕が見た最後の光景だった