時間は半日前に戻る「今日もしかしたらお姉様が帰ってくるかも。そうなるとこんなに散らかしていたら怒るだろうな」

散らかってる部屋を見てイリスは溜め息をついた

日頃から《部屋は綺麗にしてなさい》と言われていたが、お姉様が留守にすると悪い癖が出てしまう

「とりあえず片付けるか」

重い腰をあげて掃除にかかる

「とりあえず見えないところに」

掃除というよりは悪いものは隠していると言った感じである

見えないところに見えないところに

軈て部屋から物が無くなったが隣の部屋は

「とりあえず鍵をかけておくか」

鍵をかけたとき玄関に人の気配を感じた

「お姉様?」

振り返るとナナツが立っていた

「お姉様お帰りなさい」

「ただいまイリス」

ナナツは部屋を見て

「よく言い付けを守っているね」

「ありがとう❤お姉様に言われると嬉しい」

「イリスこっちにおいで。なぜなぜしてあげるから」

?何かが可笑しい

「ところでお姉様。よく村人に襲われなかったんですね」

「ああ大丈夫だったよ。それよりこっち」

しつこく近くに来るようにと

やはり何かが可笑しい

何時ものお姉様なら絶対しない

私は後ろに下がるとお姉様に気が付かれないようにナイフを取りお姉様に近づいてゆく

「お姉様ほんとに大丈夫でしたか?」

後ろに隠している右手に力が入る

「皆殺しにしたからな❗」

私はナイフを前に出すと

「お姉様違う。あなたは誰?何でお姉様のふりをしているんですか」

「ばれたか。私は猫姫の左腕」

「猫姫の左腕?それは何ですか?」

「気にするな。もうすぐ死ぬ者が聞いてどうする気だ」

「それよりお姉様は?」

「ナナツか。知らないな。私はイリスを殺るように言われているからな」

「お姉様大丈夫ですか」

「今のところはな。しかし右腕が殺ると言っていたな。」

「右腕が殺ると?私がさせません」

「私がそれを許すとでも」

「簡単なことです。あなたを殺れば許可をとる必要もなくなるわけですね」

「小娘が殺れるものなら殺ってみな」

「場所を変えましょう」

「どうしてだ?」

「村人が集まってきますし」

「それからなんだ」

「まあみればわかります、裏山に跳びます」

イリスは左腕に触れるとは光に包まれて軈て姿を消した