「デビル!」

思わず駆け寄ろうとした私を

「残りは子猫ちゃん一匹」

猫姫の言葉で足が止まった

どうしよう

あんなに勝てる気がしない

猫姫はデビルを下に棄てるとゆっくりと近寄ってくる

(逃げる?無理、直ぐに追い付かれてしまう)


「何言ってるのかしら?念仏でも唱えているのかしら」

猫姫はもう目の前まで来ている

駄目と思った瞬間思わずデビルを見て

「?」

確かに猫姫が下に棄てた筈だが

と目の前の猫姫の体に剣が貫いた

「貴様生きていたのか❗」

と唸る猫姫の

その背後にデビルがいた

「猫姫油断をしたな、貴様がやったのは俺の影だよ」

「影だと❗」

「そう影だよ、貴様は俺の影を斬っただけ本体は隠れて貴様の油断するのを」

「待っていたのか。こんな人間に殺られるとは・・・・・・・・」

猫姫はその場に崩れ落ちた

「デビル大丈夫?」

「大丈夫だよ、それより早くこの村から出なくては」

私はデビルに手をとられてゆっくりと歩き出す

辺りは死体が散乱していた

「これ全部猫姫が・・・」

「そうだ。助かった者は今も地下に逃げている」

生存者はいるんだ

良かった

しかしデビルの次の言葉に凍りつく

「私を見た人間は生かしておけないな」

「えっ?」

「ナナツお前が殺るんだよ」

「私は・・・・・出来ない」

「出来ない?無理だよ🎵私の目を見なさい❗」

目を閉じようとしたが無駄な事だった

デビルの青い目を見ていると段々と意識が無くなってきた










目を覚ますと村が火に包まれていた

「よくやったナナツ」

私がしたの?

「そうだよ、逃げる村人を次から次と切り捨てて行き最後は村に火をつけるとは」

嘘だ!嘘だ!嘘だ!

私は殺ってない
私は殺ってない
私は殺ってない

「現実を見なさい❗ナナツ」

私が殺った

「そうそうナナツが殺った」

全滅したの

「いや何人かは山に逃げた」

助かった人もいるんだ

「それよりまだあれ生きていたか」

燃える村からゆっくりと猫姫が姿をあらわした