「その死体は」

「こちらに」

現場はあの池のそばにある林のなかであった

「この近くにあの老人の死体も」

「どちらかが犯人なら老人を殺して、何故か知らないが仲間割れをして殺して」

ここに捨てて浴に戻ったか

現場は検証が終わり既に死体はなかった

「こちらに」

改めてみるとどちらかわからない

「どちらかわからないんですか」

「詳しく調べたらわかりますが」

「どれくらいかかりますか」

「一週間ぐらいで」

そんなに待てない

「それか両方の指紋があれば」

指紋か

難しいかもしれない

さあどうする

自供させればいいんだが

死体を改めてみる

やはり外見からは判断がつかない

その時ふとある考えが

「この事はマスコミには」

「まだ流れていないと。まあ食いつくには小さな事件ですし」

「じゃあと少し伏せていただけないでしょうか」

「それはいいですが。何か考えでも」

「まあ一種のかけですよ。うまくいくと犯人がどちらかのわかるかもしれません」

刑事はかけることにした

うまくいくことを祈って現場を後にした