姉の春菜は黙ったまま下を向いて
私は反対の座席に座る
回りの時間が止まった感覚になるが
車窓の風景は代わり出している
妹の秋菜は暫く前にいたが軈て反対の座席に
時が止まった感覚になるが
車窓は代わり始めている
5歳差の妹の秋菜
そう言えば秋菜と電車に乗るのは久しぶりのような気がする
あれは確か
お姉ちゃんと電車に乗るのは久しぶりのような気がする
私の5上のお姉ちゃん
改めて見てみると容姿は姉妹と思うが性格が違うらしい
私は積極的な性格でなんにでも手を出す
お姉ちゃんは消極的な性格でなかなか新しい物には手を出さない
私は誰とでもすぐに仲良くなれるが
お姉ちゃんは極度の人見知りですぐに逃げる
昔に比べて大分ましになったが
そう言えば確か前に一緒に乗った時に
田舎に行くときだったかな
私達の田舎は電車に揺られること5時間かかる山の中にある
あのときも今日と同じくらい快晴
話がかわるが秋菜は誰とでも仲良くなれる性格をしているが
私は極度の人見知り
あのときも秋菜の後ろに隠れるように座っていた気がする
あれから大分ましになったがやはり人見知りは治らない
相手が何を考えているかと思うと不安になり逃げたくなる
もう逃げたくなる逃げたくなる消えたくなる存在自身を
それを止めているのが妹の秋菜
私には秋菜は必要な存在
いなくなったら私は
お姉ちゃんは私の背後に隠れるように座っていた
お姉ちゃんから見たら回りは敵だらけかもしれない
お姉ちゃんの人見知りは大分ましになったがまだらしい
だから会社でもうまくいかないかもしれない
もうすぐ終点に
降りるしかない
私は立ち上がると歩き出した
妹の気配で終点が近づいていると思った
私も降りないと
妹と離れると
こんな場所で
私も立ち上がると妹の後を追いかけた