「何故アリスを探している」

それを聞いた男は立ち止まると

「あれはこの世界の者ではない」

「人間なのか」

「でもない」

「じゃなんなんだ」

「・・・・・・姫だ。それも悪の姫だ」

「悪の・・・・・・姫だと」

「正しく言うならアリスの中に閉じ込めている。早く探しだして殺らねば」

「どうなる」

「村どころか闇の世界が滅ぶ」

世界が滅ぶ?そんなことがあるのか

「まもなく封印が解ける。その前に」

再び歩き出した男に続いて

(我々は大変な者を村に入れたのでは)

と思いながら後に続いた





「私の中に悪の姫が封印されているの」

アリス何言っているの

悪の姫?

「ナナツ信じられないでしょうね。でも真実なの。私の中に悪の姫がいるの」

「でもそう見えないけど」

「今はね。でももうすぐ封印が解けるらしい。そうなったらナナツ頼む。私を殺ってくれ。解ける前に」

「そんなこと・・・・・出来ない」

「ナナツしか頼めない。後の奴は私を捕まえて人体解剖する。そんなの嫌だ!だから約束してくれ。必ず解ける前に」


「・・・・・・わかった」

「ありがとうナナツ。この村に来てよかった。ナナツに出会えてよかった」


と外が騒がしくなってきた

「村長この鍵がかかっている部屋は」

「鍵が?馬鹿な。この部屋には誰も」

ヤバイ見つかったかもしれない

ドアを回す音が聞こえて

「アリス。中にいるのはわかっているぞ。諦めてここを開けろ。まさかもう封印が解けているのか。じゃ猫姫!我々はお前を退治しに来た。諦めろ」

猫姫?それが悪の姫の名前なのか

それよりどうしよう?ここから逃げないと

辺りを見渡して見ると今まで気づかなかった小さい窓が見えた

「アリス?でいいよね」

「まだその名前でいい」

「あそこの窓から出れないかな」

「多分出れる」

アリスは開けるとそのまま出ていった

私はアリスに続いて外に出た