「お前が村長か」

「いかにもそうだが貴様は誰だ」

その男性は辺りを見渡して

「盗賊団のリーダーの代理だ」

その後ろには沢山の団員らしき男が並んでいて村人を威嚇している

「リーダーは何処に」

男は背後の山を指差して

「リーダーならあそこにいる」

「神聖なる山にか」

「貴様らはそう呼ぶのか。神聖なる山か。まあ確かにそうかもしれないな」

「でその盗賊団が一体何のようかな」

「この村にアリスと名乗る女性が来ていないか」

アリス?そう言えばナナツが助けたのが確か

「いや来ていない」

村長は反対の事を言っていた

こいつらに教えたら大変なことになると言う直感がしていた


「本当だな。隠しているなら今すぐに出せそうしたら死人が出ずにすむぞ」

「本当に来ていない。この村は本来は外から見えないように結界が張ってある。その結界は外からは壊せないから入ることは不可能だ」

「それなら無理だな。でもいちよう調べさせてくれないか」

どうしよう

今いけば見つかるかもしれない

逆上した男が村人を殺し回るかもしれない

村長は近くにいた村人に

(あの女を隠せ。今すぐに)

離れる村人をみて

「村長あの村人は何処にいく」

「子供を安全なところに」

「大丈夫だ。子供を殺ることはない」

「ところであの山の山頂はどうなっている教えてほしい」

時間を稼がないと

「我々の村がある」

まだか

「そのアリスは一体何をしたのか」

「村長が知ってどうする」

もう限界だ

男は振り返り

「野郎共しらみ潰しに調べろ」

勝どきをあげながら中に入ってきた

「見つけたら生きたままつれてこい」

一段と高い勝どきがあがる

やがて男はゆっくりと村の中に入ってきた

(どうか見つからないように)

祈りながら男についていった



キラリン連載100回目&連載開始二周年