「ナナツひとつ聞いていい」

あれから数時間は歩いている

「何かしら」

「迷ってないよね」

さっき見た景色が何回もあらわれるから

ナナツは立ち止まると

「迷ってる?まさか私はナナツよ。迷うわけないでしょう。嫌なら手を放すわよ」

「しかしもうすぐ日が暮れそうだし」

太陽はないが段々と暗くなってきている

もうすぐ夜になるのはわかる

「この世界は私の地元よ。迷うわけない」

「だったらいいけど」

「瑛太時間がないから急ぐわよ」

走り出したナナツに俺もついて行く








「ここは何処?」

アデルは暗い部屋の中で目が覚めた

下は土で出来ていて身体中が痛い

ゆっくりと起き上がると目の前に鉄格子が見えた

「ここは牢の中かな。じゃ私は捕まったんだ」

あの人達と捕まって牢の中にか

じゃ夢じゃない現実なんだ

「あら目が覚めたんだ」

外から声をかけられた

暗くてよく見えないが女の人だとわかる

「大丈夫?お腹すいていない?」

この人の言葉はわかる

「大丈夫。それより聞いていい」

「何かしら人間」

「私はアデルよ」

「アデルね。わかった。覚えた」

「ここは何処?」

「牢の中だよ」

「じゃなくてここは天国?それとも」

「天国じゃないわ。闇の世界よ」

はい?闇の世界?

「アデルは何かの間違いで闇の世界に来たみたいね」

間違いで来た?違う違う私は

「ナナツとごみを追いかけて・・・・」

「アデル今何て言ったの?」

「追いかけて・・・・・」

「違うその前よ」

「ナナツとごみを」

「ナナツ・・・・・アデル聞いていい?ナナツは元気だった?」

「そりゃ元気だったけどあなたは何者かしら」

「私?私はナナツの姉ですけど」

えっ?えっ!ナナツのお姉さん

アデルはゆっくりと鉄格子に近づいていった