この鉛筆がね

ほんとに役に立つのかな

目を凝らしてみても普通の

まあいいか

ただだしそれより急がないと今日は模擬試験があるな

急いで参考書やノートを鞄に放り込んで最後に鉛筆を

まあいちようもって行くか

急いで家を出て予備校に

電車の中で参考書に目を通して確認する

今日は大丈夫

あんな鉛筆頼らなくても

いく道で友人と合流する

「今日の模擬試験大丈夫か?」

もう数年は一緒にいる友人

彼も今年が最後だと言っていた

「ああ大丈夫。バッチリだよ」

「それはいいな。俺なんか自信が」

似たり寄ったりの二人の会話

「じゃまたあとで」

教室は別だ

席につくと参考書を再び

程なくして先生が入ってきて配り始めた

「まだ表にしない。最後までいった」

机の上に裏返しになった紙

「時間は一時間では開始してください」

一斉に翻し読み始めるが

「・・・・・・・・・???」

おかしい?

何かが違う

予想とは違う所から出ている

まずい

このままなら0点確実

どうしよう

思わず手をいれた鞄であの物に触れた

使うか?止めるか?

『どうしたのかしら?使えば』

摩訶不思議堂の女店主の声が頭の中に

見られている?

馬鹿な

辺りを見るが女店主はいない

『あなたは使うの。使うの。使うの‼』

やはり頭の中に囁いてくる

俺は・・・・・・・・・・・・・・・・

意を決して鉛筆を取り出した