待ち合わせの喫茶店に朱音は現れて

「上田いったい何の事件だ」

「朱音それより学校は」

「気にするな」

気にするなって言われても

昼前の喫茶店に小学生

一緒にいたら怪しまれかねない

俺にはそんな趣味はないと言っても信じられるか自信が持てない

まあ昼前だから客は俺らしかいないのが救いだが

店の店主は明らかにこっちを見ている

早く済まそう

朱音は前に座ると俺は切り出した

「これを見てくれないか」

白紙の紙と矢印しか書いていない紙を見せた

「上田何かのジョークか。何も書いていないぞ。それにこの矢印」

朱音は白紙を上に向けると光にさらして

「・・・・・・・・・・・・・・」

さらに矢印しか書いていない紙も同じく

その間俺は黙ってみていた

しかしあの友人がジョークをするとは思えない

絶対に何か意味があるはず

新聞記者の勘である

「上田その親友とは最近いつ会った」

「10年は会っていないが」

「そうか」

二つの紙をテーブルに置いて

「私も何か注文してもいいか?」

どうぞと言うとパフェを注文していた

運ばれてきたパフェを見て財布が心配になってきたが

「とここで何かわかった?」

パフェに手をつけながら

「上田ここでは説明するのは簡単だが証明するのは難しい。場所を変えよう」

「説明するのはできるんだな」

「白紙の方は炙り出し」

「じゃ矢印の方は?」

「わからない。でも何かの暗号であることは間違いない。多分白紙の方にヒントが書いてあるのでは」

確かに証明するのは難しい

火がない

ライターで炙ればいいが

店主に通報されかねない

今でも十分怪しいからな

「で何処に?」

「上田の会社」

はい?はい!

今からですか?

「安心しろ。一様学校に戻る。紙は二つとも預かるぞ。15時位に行くから何か炙る物とケーキに紅茶を用意しておけ。以上」

俺に領収書を押し付けると朱音は出ていった

仕方ない俺も戻るか

領収書を手に席を後にした