「とうとう来たね。亜也準備は?」

「多分大丈夫」

「そう。それより山田さんは?」

「多分もうすぐ」

一夜開けた今私と朱音は警察の前にいた

昨夜あれからいろんなことを話し合った

主にスーパースターについてだ

いったい何を聞けばいいのか

「おーい」

道の向こうから山田が手を振りながら

「山田の癖に遅刻なんて」

「ごめん。電車を乗り間違えて」

「そんなんだから平なんだから」

「まあ亜也。それよりこれで役者は揃ったわ。さあ乗り込みましょう」

「そうね。その前に山田。案外あっさりと面会が許されたな」

「それが可笑しいことに一発で許されたよはじめは駄目かと思ったよ」

「背後に何かの策略を感じるな」

「まさか?」

「そうよ。一里塚恵美のね」

「二人とも早く」

朱音に促されて中に

私は近くにいた警察官に

「最近スーパースターに面会に来た人は」

「そう言えば若い女性が来たな」

間違いない

一里塚恵美は来ている

「その人はどんな会話を」

「いやなんにも話してないな。ただ見つめていただけで」

催眠か

あれならやりかねない

一里塚恵美が絡んでいるのはわかった

要するに面会してもスーパースターは真実を話さない

これは私とスーパースターの戦いではなく

一里塚恵美との闘い

じゃやってやる

スーパースターに真実を話さして

一里塚恵美に近づいてやる

待っていろ

こちらです

中に入れるのは一人だけ

私は二人を見渡した

朱音は『亜也が行けば』と言う目をしている

山田も同じだった

私は覚悟を決めてゆっくりとドアを開けて行く

真実は必ず見つけてやる

目の前にスーパースターはいた