瞬殺剣の構えをして隙を伺う

しかしなかなか隙を見せない

P―001もまたしおんの隙を待っているみたいだ

(くそ!隙がない!瞬殺剣が使えない)

みるくを見るがまだ気がついていない

(気がつく前に決着をつけないと)

数秒が過ぎたが感覚的には何時間にも感じる

周りの時間が止まっているみたいだ

軈て無防備でゆっくりと歩き出すしおんにP―001は反応できないでいる

人間で言うと唖然としていると言った感じだった

(よし今なら)

まるで散歩をするかのような足取りで近づいて行き

「私の名前はしおん。あなたの名前は・まあいいか。今から死ぬから。さあ地獄に行って今までの事反省しなさい」

そして何事もなくゆっくり脇を通りすぎて行く

P―001はまだ動かない

軈てしおんは立ち止まると

「もう一回言うね。地獄に行って反省しなさい」

殺った手応えはあった

確かに瞬殺剣は決まったはず

ゆっくりと振り返るとそこに

「イマナニヲシタ?タシカコウダッタキガスル」

無傷だと!

逃げなくては

だが体力が残っていない

「タシカジゴクニイッテハンセイシナサイダッタカナ」

終わった

ごめんね

妹、言うこと聞かなくて

しおんは目を閉じた

P―001の足音が聞こえる

もう目の前にいるはず

だがいくら待っても次の衝撃は

「キサマハタシカヤラレタハズ」

誰かいる

ゆっくりと目を開けてゆくとP―001と私の間にみるくが両手を広げて立っていた