その女性は銃をしまいながらゆっくりと近づいてくる

その背後から化物が表れて近づいてくるが

女性は銃を出すと振り返らずに

発砲して仕留めていた

「よしこの階の異界の者は全てかな」

近づいて

「ガキいつまでしゃがんでやがる!早く立ちやがれ。さっさとしないと置いていくぞ置いていかれたいか」

ゆっくりと立ち上がりながら

「君誰?」

「私?私の名前はテレサ。貴様は?」

俺は名乗った

「ふーん。じゃいくか」

「あの聞いていいですか?何処に?」

テレサは歩きながら

「早くついてこい。来ればわかる」

テレビ朝日を出る直前に

「ところで聞いていいか」

「あの何ですか」

「貴様のその頼りない銃はなんなんだ?」

「エアーガンですけど」

「はい?はい!馬鹿にしているのか。本物の銃を持っていないのか」

ここ日本ですから一般人は持てない

と言える感じではないような

だから

「お金ないもので」

と嘘を言っていた

「ふーん。こんな高級マンションに住んでるのにか」

悪かったな

「仕方ないか」

テレサは肩にかけていた鞄から

「ほれこれを使え!」

投げられたものを受け取り見ると

「銃?本物?まさか?」

ずっしりと重さがある

「本物だよ。自分の命は自分で守れ」

本物なんて使ったことない

多分一部関係者を除いて使ったことある人はまずいないはず

俺の回りにもいない

「使ったことないし使いたくない」

それを聞いたテレサは

「だったら死にな。それが嫌なら使いな。わかったか。それと」

玉を渡された

「それだけあれば大丈夫」

テレサはゆっくりと歩き出す

「あの待ってください」

「なんだ?」

「寄りたいところが」

「何処に?」

「親友と大手町で」

テレサは立ち上がると

「大手町?馬鹿か。あそこは既に異界の者で」

「しかし約束したから」

テレサは考えて軈て

「まあ通り道だしよって行ってやるよ」

再び歩き出したテレサ

手にした銃を見ながら

絶対に使わないと心に誓ったが

「早くついてこい!」

テレサの声に銃をしまいながら

テレビ朝日をあとにした