「あれが陰川瞳か」

カルーアはテレビを見ていた

見ていたドラマがいきなり何かの中継に切り替わり

その中に陰川瞳はいた

『この中継は全世界に流れています。あっ申し遅れました。私が世界の王になる女性陰川瞳と申します』

世界の王に?

狂っている

一体何を考えている陰川瞳は

『多分別の世界にも流れているはず』

当たりだ

目的は何なんだ

『今から5日後にこの日本を制圧します。何処かに隠れている光川綾。見ているかしら?手始めにこの町から消してあげるわ』

今何て言った?

この町から消してあげるわって

カメラが振り返り町を写していた

光川綾が住んでいる町

本当に消せるのか

『じゃいきますよ』

陰川瞳は手を上にあげると

その上に火の玉が出来てきた

「不味い!陰川瞳はほんとに」

軈て限界に達したらしく陰川瞳から離れてゆっくりと空中を漂ってゆく

『みなさんショーの始まりです』

火の玉がゆっくりと下降してゆき軈て爆発した

画面が光で見えなくなって軈て引いてゆくとそこに町はなかった

まるで戦地のような光景が広がっている

『5日後日本はこうなります。光川綾止めたければ止めに来なさい。さあ政府が自衛隊がどう動くか。まああなた方では私は止められません。信じられないなら来てもらっても構いません。軽く捻ってあげる』

ここでドラマに戻ったがカルーアは気づかなかった

テレビを消して窓に近づいて試練の塔を見る

この事は伝えられない

あの子の性格なら

「光川綾早く出てこい。時間がない」

残された猶予は五日間しかない