さあこれを入れるだけか

いざその段階になると動きが止まる

果たして効果があるのか

いや今さら迷ってる場合ではない

目をつぶって入れてみる

もう後戻りできない

さあ寝るか

こうして一日が終わった

翌日玄関を開けたところで固まってしまった

なぜならそこには

彼女がいたからである

夢か?

まだ俺は夢の中にいるのか

確かめるためにおもっいきり頬をつねると

夢ではあり得ない痛みが襲ってきた

やはり現実だった

そんな俺の姿を見て彼女は微笑を浮かべながら近づいてきた

「一体何を朝からしてるの?」

俺は彼女から視線を外して

「夢かどうか確認していた」

「で?」

「現実だった」

「当たり前でしょう!早く一緒に行こう」

用意をして来ると言って家の中に

部屋に戻ると改めてポストを見る

これは本物だ

凄いもが手に入った

これがあれば

いやよそう

あの女店主も言っていた

一年は新しい物は入れないでと

まさかそんなことするわけない

それより早く行かないと

髪を整えて

家を出る

「遅いんだから早くしないと遅刻だよ」

彼女に急かされて駅に急ぐ

軈てどちらからともなく

手を繋いだ

もう決して離さない

そう思いながら軈て駅が見えてきた