会社について最初に目に入ったのが

机の上の大量のダイレクトメールだった

「ほんま飽きもせず送って来ること」

独り言を言って席について確認してゆく

ここは大阪にある新聞社

私の名前は上田と言う

新聞記者をしている

「ほとんど不動産関係か」

家を買いませんかとか

土地はいりませんか

等々である



一通の封筒に目が止まった

あきらかに他とは違う

裏返して差出人を確認すると

「久しぶりだな。こいつからの手紙は」

ここ数十年あっていない親友からのだった

他を全てごみ箱に捨てると

封を切って中身を取り出す



何も書いていない白い紙が出てきた

「何も書いていない?」

裏を見てみたがやはり白紙

「何かのジョークか?おかしい、こんなことをする奴ではないはずだが」

さらに調べてみるともう一枚紙が出てきた

そこには

【→→→→→→→→→→→】


何かの暗号か

私にはわからない

誰かに協力をしてもらわないと

誰に?

会社の人間には思い付く相手がいない

と机の上の写真に目が止まった

この子ならもしかして

とりあえず会いに行くか

時計は10時をを少し回っていた

この時間はまだ会えない

15時をまつか

それまでこの暗号を考えることにした