「ナナツ?それ誰?」

アデルに引きずられるようにして

キラリンは自室に帰っていた

「本当に知らないの?」

大きく頷く私を見て溜め息をついて

「魔界の王の孫娘」

「魔界の?孫娘?」

「そうよ。しかしそれ以外の事は」

知らないと言う

「ところでその魔界の孫娘が何で?」

「知らないわよ。知りたければ本人に聞いてみれば。まあそのあとどうなっても知らないけど」

あのときの台詞を思い出す

『知りたい?知りたい?死ぬ?死ぬ?』

「校長に知らせないと」

「そうね。じゃ早速行くけどキラリンもついてきてね」

嫌がる私をまた引きずり校長室に

部屋には瑛太もいた

「校長大変な事に」

アデルの話に黙って聞いてる校長

キラリンは栄太に近づいてきて

「瑛太何してたの?私すごくピンチだったんだよ」

「えっ?何?」

「魔界の孫娘に襲われていたの!」

「で?」

「次からは駆けつけなさい」

「そんな無茶な」

「嫌なら」

懐に手を入れるキラリン

やっぱりそう来ましたか

「いや奇遇だな。俺も次からは駆けつけようと思ってたんだ」

それを聞いていた動きを止める

「分かればいいや。約束したよ」



「そんなはずがない!」

校長の声が響いた

「ナナツは魔界の刑務所に入ってるはず」

「しかし私とキラリンの前に」

「わかった。調べてみる。君達も部屋に帰りなさい。くれぐれも辺りを警戒しながらわかりましたか?」

「はーい。キラリン帰るよ」

「わかった。バイバイ校長先生に瑛太」

出て行く二人を見ながら

「俺だけ呼び捨てですかキラリン」

校長は電話をしていたが

軈て電話を切って

「大変な事になっているらしい」

「何が?」

「4人の犯罪者が逃げたらしい。その中にナナツもいるらしい」

「逃げた?」

「その逃げた先は人間界」

「まさか?この学園に」

「わからないがナナツはいたらしいから」

「どうします?明日の学園祭」

「決行しよう。変に騒いで学生に不安を与えたら大変な事に」

「そうですね」

「警備を強化しよう」

「そうですね。私も協力します」

「ありがと。瑛太君他の先生には」

「わかりました」

こうして校長室を後にした

このときは知らなかった

学園祭が地獄になることを