「じゃ山田行ってくる」

ホテルの玄関で別れて山田が見えなくなったのを確認して駅に向かった

途中振り返り山田が気づいてついてきていないか確認しながら駅に着いた

「とりあえず大丈夫だな」

電車に乗ると目的地目指して動き出した


それを反対のホームから一人の女性が見ていた

「あの子現場に行くのかしら?今頃行っても仕方ないと思うけどね」

一里塚はそのまま駅を後にした

現場に着いた亜也は立ち入り禁止の紙などお構いなしにくぐり中に入って行った

「警察に大分もっていかれているが」

どんどんと中に入ってゆく

「最初はこの部屋から」

入って右手にある扉を開けるが

トイレだった

反対の扉はキッチン

真ん中に大きなテーブルがありその奥に

台所だった

調べてみるが大した成果が得られないで

出た

次はトイレの横の扉を開けるが

寝室だった

部屋をほぼ占拠しているベッドが真ん中にあり

壁側にテレビも見えている

調べてみるがやはり大した成果が得られないで

部屋を出た

反対側にある部屋は

子供部屋らしくて壁にぬいぐるみが飾ってあり奥に机も見えている

その上に一枚の写真が見えたので

近寄って見ると一人の女性が写っていた

「これ誰?」

よく見ると

満開の桜が見えている


裏を見るとそこに

《入学式♪一里塚恵美》

やはり高校生の一里塚恵美

あの女性にもこんな時代があったんだ

じゃこの部屋は一里塚恵美の部屋

「この部屋はよく調べないと警察も何か見落としているかも」

しかしその期待も数分後に

「やはり何もない」

諦めて部屋を出る直前

片隅に何かを見つけた

「これは!」

手にして見ると布の切れ端だった

「役にたつかも」

ポケットにしまいこみ

最後の部屋の前にたった

「この部屋で殺人が」

亜也はゆっくりと開けていった