下を探して適当な石を

キョトンとしているミルの頭めがけて投げてやった

そして走り逃げる

火事場のくそ力

人間って死ぬ気になれば早く走れる

今オリンピックなら間違いなく金メダルだな



女の子は低く構えている

今から使う技は気功法は

元来は遠くの敵を倒すのに使うが

今はそう言ってる場合ではない

かなり強いが

発動まで時間がかかるのが欠点である

だから時間を稼ぐ必要がある

まだ50%

まだまだだ



俺は立ち止まると振り返りミルがいないことを確認する

まだ追い付いていないか

しかし

「人間にしてはなかなか早いな!しかし私には敵わない」

背後から声がした

振り返るとミルがいた

「人間の分際でよくも私に傷をつけたな!痛かったよ。もうただ食べるのはよそうか。苦しみながら『もう一思いに食べてください』と言わしてやる!この傷の何倍も痛みを与えてやるから覚悟しておけ!」

俺は振り返ると走り出したが

ミルに先回りされて

「もう逃がさない!」

もう駄目だ!諦めが体を支配して行くのがわかった



あのガキなかなかいい

女の子はまだ低く構えている

あと少し持ちこたえろ



ミルの最初の一撃が俺にヒットして

女の子の方に飛ばされる

(今天界が見えたような気がする)

そのまま女の子の前に着地した

「あと少しだ!頑張れ」

女の子に励まされるが

もう立ち上がる事しか出来ない

立ち上がると目の前にミルがいて

「さあ何処から食べられたいか?右手か左手かそれとも足か?」

あの痛くないように食べてください

とは言えない

「決めた!右足からだ!」



「ガキよ!よく持ちこたえたな♪そこを退け!」


俺は右に避けると

「ミル覚悟はいいな?喰らえ気功法!」

女の子は素早く剣を抜いた

剣先から光の玉がミルめがけて飛び出した

「しまった!」

そうしているうちに

ミルにぶつかって爆発した