第一章【現実世界への帰還】5





「ここよ」

村の北側の洞窟の入り口らしき前に

来ていた

「よく子供達が利用しているの」

大人は知らないらしくて

来ないらしい

「この洞窟を抜けると外に出られるわよ」

よし行くか

入ろうとした直前

「ところでみーさん。武器は?」

持っていなかった

そんなに危険なの

「仕方がないか。ちょっと待ってて」

サランは引き返して行く

闇の住民か

かな子大丈夫?

軈て武器を持ってサランが帰ってきた

「はいこれ持っていって」

と一本の剣を渡された

「これでもないよりましかと思うよ」

「ありがとうサラン♪じゃ行ってくる」

「それと必ず戻ってきて。戻らないとカミューが悲しむから」

「わかった。必ずかな子と村の入り口から入ってくるから」

「待ってる」

意を決して中に入っていった

中は薄暗くじめじめしていた

大きさは立って歩くのには

苦労することがない位広い

背後で何かが閉まる音がした

多分サランが入り口を隠したのだろう

もう後戻り出来ない

意を決して進んで行く

(かな子今行く!待ってて)

どれくらい歩いただろうか

前方に光が見えてきた

(あれは出口?)

さらに進んで行く

外の風が流れてきた

そして遂に外に出た

眼前には海が広がっている

さらにその向こうに島が見えていた

「南大陸?じゃ村は?」

少し離れて振り返ると

少し離れた所に村の明かりが見えている

入り口は完全に閉まっている

辺りは月明かりが照らしていて

薄明かるい

ふと上を見るとそこに

月が二つ並んでいる

「二つあるんだ」

二つの月は揃って満月である

「さあかな子を探しますか!とりあえず北を目指しますか」

辺りを警戒しながら

ゆっくりと歩きだした



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