今にも降りだしそうな空

そう言えば雨の予報が出ていた

急いで出てきたから傘は忘れてしまった

まあ何とかなるか

と思いながら急ぎ足で学校を目指す

私の名前は光川綾

普通の進学校に通う普通の女子高生

目に写るのは

いつもの景色

変わることなく続く日常

背後から

綾待ってと声をかけられる

小学生からの友人の滝野川真理だった

真理とは一年生からの友人で

気がついたらいつも一緒にいる

「綾なに考えているの?さっきから声をかけていたのに」

気がつかなかった

やはりあの夢の事が気になって

話すべきか?

話したらどうにかなる筈もなく

別にと答えた

それならいいやと答えて真理は横に並んで歩いて行く

暫く歩いていくと

「ところで今日から転校生が来るんだってどんな子なんだろうか」

いい忘れていたが通っているのは

女子高だ

そう言えば昨日の朝礼で確かに言っていた


「綾まさか忘れていたとかないよね」


まさかと答えるが実は忘れていたとは言えない

「友達になれたらいいね」

そうねと答えて前方を見る

一人の女性が睨んでいた

何処か影のある

私達は立ち止まり

「あの人睨んでいるよ。綾の知ってる人?」

知らない

だが何処かで会った気がする

多分最近

「綾時間やばくない?」

時計を見ると遅刻するかしないかの

ギリギリの時間だった

その女性の横を通りすぎる瞬間

(見つけた!ついに私は見つけた!)

過ぎてから振り返る

そこに女性は居なかった

「どうしたの?綾」

あそこに女性は居なかったと答えられて

何か聞こえなかったかと

聞いたが何も聞こえなかったと

じゃ私だけ?

聞こえたのは

何処かで聞いたことのある声

思い出した

夢の中に出て来る人物に似ている

気のせいか

たまたま似ているだけか

「綾走るよ」

真理に手をとられて駆け出した





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