前を行く晴天の姿がだんだんと見えなくなり軈て完全に視界から消えた

世津はあわてて振り替えると

後ろにいるはずの三雲も消えている

(やばい!敵の異空間に入れられたのか?そうなるとここを早く出なくては)

世津は辺りを警戒しながら歩みを進めた

こいつさっき何て言った

お帰りなさい三雲

どういう意味

私知らないよ。こんな人達

更に覚えてないけどとも言っていた

この人は私の過去を知っている?

「三雲やはり完全に忘れているわね。じゃ教えてあげる。あなたは昔私達の仲間だったんだよ」

「!」

仲間だった?

「そうよ。仲間だよ。あなたは世津に騙されているんだよ」

世津に騙されている?

「ところで世津にはなんて教えられているんだい?」

世津の言ったのを全て話した

雨のなかさ迷っている私を保護したこと

それ以前の記憶がまるで無いことも

「やはりね。それは違うわ。貴方は世津に私達から連れ去られた。そして記憶を消してさ迷い歩いていたなる記憶を植え付けた。それが正解ね」

そんな・・・・馬鹿な

「まあ信じられないのもわかるわ。何で私達から連れ去ったかと言うと、世津の計画にはあなたが必要だったから」

計画?何の?どうして本当の事を教えてくれないの?

「それはね。本当の事を知ったら計画が失敗するからよ」

こいつらの言うことを信じてもいいのか

世津は私の師匠

その世津が私を騙して利用しようとしている

「あのかな子さん。考えさせて」

「いいわよ。晴天三雲さんを右の部屋に案内してあげて」

晴天に案内されて右の部屋に入った

私が入るのを確認すると携帯を取り出して

「真電こっちは計画通りに進んでいるわ。そっちはどう?そうわかった。計画通りにね。えっ殺れるなら殺ってもいいかって?それはダメ。世津にはそこから三雲が寝返るのを見てもらわないとね。大丈夫。あと一押しで落ちるわ。落ちたら世津の事は三雲に任せるつもりよ。じゃまた連絡する」

「かな子さん三雲は落ちるんだろうね」

「大丈夫もう暗示もかけてあるからな」

「そうなんだ。かな子さんの暗示から抜け出した奴はいないし」

「そう言うこと。晴天次の準備に入るわよ」

かな子に続いて晴天も部屋を出た

暗闇の中を進んでいた世津は人の気配で歩みを止めた

「誰?誰かいる」

暗闇の中から全身黒い女性があらわれて

(お待ちいたしていました。あなたが世津さんですね。私は真電と言います。今世津さんの頭のなかに直接話しています。今から私が相手をします)




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