大学のゼミは『日本の近現代法制史』でした。
学生が順番に研究発表をする試みがあり、いよいよ私が当番の日。
「明治初期にはシビリアンコントロールの片鱗(可能性)が存在した」という、とんでもない仮説を展開し、政治と法制の影響によるその後の崩壊過程を発表しました。
とんでもない仮説だったのですが、先生は内容云々よりも「その考え方こそ法制史です☆」と思いがけない側面から褒めて下さいました。(リップサービスが80%くらいだったとは思いますが)
学生時代にあれほど嬉しかった瞬間は他にありませんでした。
最近なぜかこの事をよく思い出します。