毎日新聞系列の記事で、作家の高村薫氏による興味深いお話がありました。
ちょっと長いのですがご紹介します。
『日本企業には指揮命令系統はあるが、経営者から社員に至るまでの「権限と責任」に関する明確なシステムが存在しないということだ。個々の権限が不明確で、したがって責任の所在もはっきりしない。社員が自分の権限と責任を説明されることもない。
権限と責任の体系があいまいな組織では、現場の社員は何も決定できず、上に判断を仰ぐ。だが、上司も権限が不明確なので、責任を伴った意思決定ができない。問題はたらい回しになり、結局、組織全体の労働時間だけが増える。』(後略)
ワークライフバランスのテーマの中でのお話しでした。
長時間労働問題に止まらず、他の問題についてもこれが元凶の一つになっていると私は考えています。
管理監督者問題、パワハラ問題、心の健康問題(長時間労働だけが原因ではない)、人事評価の不透明性・・・などなど。
それにしても高村氏の指摘はストレートで気持ちが良いですね。
外部の意見を聴くことも時には大切です。