久しくブログから離れておりました。
2021年6月1日にサスティナシード株式会社を設立致しました。
私にとっては2度目の起業です。
1度目は2005年。当時勤めていたベンチャー企業が上場した際に子会社社長に昇進し、社長としての仕事を初めて知る事となりました。1年が経過した後、じわじわと自分で起業したい気持ちが湧いてきて、更に2年間リサーチを重ね、晴れて独立・起業を果たしたのでした。
あの当時はサポートしてくれるお客様が居たおかげで、需要がある分野での起業をすることが出来たのです。
5年後に事業売却し、香港に渡りました。
諸々海外事業を経験し、イギリスのMBAも取得し、帰国後は上場企業の社外取締役に就任するという濃密な日々を送っておりましたが、またしてもふつふつと起業したい気持ちが湧いてきたのです。
起業はリスクを伴いますが、自由で居られる為、思ったことを形にしたい人には向いているのだろうなと思います。
今回も私の起業アイデアに付き合ってくれた方々が多くいらっしゃいました。
ビジネススクールのクラスメイトで、オーストラリアVCのパートナー職にあるケネス。物凄く熱心に付き合ってくれ、更にはコラボレーションしよう!とオフィシャルな申し入れもしてくれました。
同じくビジネススクールのクラスメイトで、フィンランドに住むコンサルティング会社のCEO、ウォーレン。彼も壁打ち相手となってくれました。感謝!
そして私の20年来の友だち、Kojiが一緒にやろう!と共同創業者として名乗りを上げてくれたのです。
ありがたやー。
このようにして皆様に支えられて生きているのだなぁと改めて実感しております。
そして今回のチャレンジの肝は、何をそもそもしたいと思ったのか。
きっかけは、アレックス・バナヤンの著書、サードドアを読んでいた際に目にした以下の挿絵でした。

アメリカで執筆された本なので、日本とは背景が異なりますが、「同じ距離でも男女で障害がかなり異なる。」というものを表しているこの絵に私は相当な衝撃を受けて、女性のキャリアにおける障害についてリサーチをスタートしたのでした。
そしてマッキンゼーのレポートを見つけ、女性がキャリアで躓くのは、ガラスの天井ではなく、最初のステップであるという事実を知ったのです。
日本の状況を調べると、アメリカよりも酷いというデータが。。。
ワールドエコノミックフォーラムによると、ジェンダーギャップ指数というものが公表されており、2020年のデータでは、日本は156か国中120位という残念な結果でした。 そして、上場企業での女性役員比率は6%で、G7では最下位という状況。私自身がこの6%に入っていることから、何か後の世代の為に出来ることはないかなと考え、女性のキャリアサポートサークルをボランティアで始めました。
最初は、アレックス・バナヤンが開催しているZoomセッションのメンバーを対象に、主にアメリカ向けでスタートし、後に日本語版も半年ほど遅れてスタートさせました。
しかしながら、小さなコミュニティーで出来る事には限界があり、どうしたらより広く貢献できるかを考えていたところ、これはビジネスにする他無いかも知れないと考えるようになりました。個人にチャージするのは嫌だったので、色々考えていた結果、目に付いたのがクラウドファンディングプラットフォームでした。
最初はジェンダーギャップのみフォーカスした、女性に優しいテーマだけ扱う事を考えていたのですが、友人のアドバイスでもっと広げることにして、SDGs、ESGを包括出来るサスティナビリティーをキーワードにしたプラットフォームにしようと決意したのです。
社名を考える際も、1社目の皆にネーミングの意味を聞かれるという経験から、次回は社名で何となく事業が想像できるようにしようと考えていた為、アメリカの類似企業をリスト化して、トレンドを見つけ、サスティナビリティーとシードを掛け合わせた言葉に決めたのでした。
サスティナビリティーを考える基本は、「今の自分」ではなく、「皆の未来」です。
後の世代の未来に貢献できる事業を作りたい!
そんな思いで2度目のチャレンジに挑むことに致しました!
今はプラットフォームを作成中ですが、会社案内ページは作成済みです。
2005年にスタートしたこのブログは私のビジネス履歴を表していますね。
今後も更新していきたいと思います!