ついに別れの時

病院に着いて1時間

モニターがゼロになる

穏やかな顔

意識がないまま

医師によると痛みや苦しみはないだろうと

今はきっとお花畑にいて川を渡るかどうかってとこかなって他の人に言われ

気が楽になる

痛みも苦しみもなく身体の不自由もなくお花畑で遊んでるのか

と思うとほっとした

そして川を渡ったんだ…

良かったね

解放されたんだね

何もしてあげられない時が1番きつかった

やるべき事があるだけで悲しみから解放される

でもなんだろう

この喪失感

心細さ

いい歳の自分がこんなに心細いと感じてる事に驚いてる

何をするのも自分で決めて自信を持って生きてきた

迷う事などなかったし

母には頼らなかった

母がいなくなったって何も変わらないはずなのに

母はもういないんだと思うと

どうしていいかわからないっていう気持ちにさえなる

こんなの初めてだ

母ってすごい存在感大きかったんだ

初めて思う

一緒に暮らしてたわけではないから

いなくなった実感がなくなるだろう

最期を看取ったのにまだ生きてる気がしてしまうのだろう

超高齢者だけど

いくつまで生きたから良かったとかじゃないんだ

人様の事だと大往生だねなんてよく言ってたけど

違うんだね

良い最期だったと思う 

でもこの喪失感は意外だ

こんなはずじゃなかった

自分でも驚いてる