７月７日（日）山梨県八ヶ岳
「はじめての断捨離」 トークイベント
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＿山梨・小池ひろみ＿ ＿神奈川・小林ふみこ＿
（前回→★ の続きです）
伯母さんの告別式の喪主は、
娘さんのご主人でした。
定年退職後、同居して
家業の農業を手伝っていたそうです。
朴訥とした、そのお婿さんが
ごあいさつ、として
晩年の伯母さんのことを話してくれました。
「片づけられない」からの卒業を応援する
やましたひでこ公認
断捨離®トレーナー小林ふみこです。
彼女は子どもの頃から成績優秀だった
ということは
私も何度か聞いたことがありました。
淡路島で女学校（今の中高校）を出た後
父親に頼み込んで
神戸にある女子専門学校（今の短大？）
で学んだのだそうです。
戦時下のことだと思います。
当時の大学進学率は
男子でも１割未満
女子に至っては１％にも満たなかったとか。
７人姉妹の次女である伯母が
寮生活をしてまで
学びたいと父親に頼み込んだのは
どんな思いがあったのだろう。
私の母から聞かされてきた
話などを統合すると
伯母が女子専門学校を卒業する頃には
父親は他界していたはずで
諸々の事情によるのでしょうか、
彼女は地元に戻り
お見合をして農家に嫁ぎました。
伯母本人いわく
「農業なんて種を蒔けば勝手に育つから」
と、仲人さんに騙されて嫁いだ
のだそう。（笑）
そういえば、
と、昔の話を思い出しました。
私のおばあちゃん（伯母の母）は
戦中から女手ひとつで
娘７人を育て上げた人で
「苦労も多かったのでは」という
話題になった時
「どこに嫁に出そうか考えるのが楽しかった」
というようなことを話していました。
大工と左官と農家と漁師のところに
嫁にやったら
住む所と食べ物には困らない、と。
その一環で
伯母は農家に嫁いだのだろうか。
伯母は本当は
何をしたかったのだろうか。
その彼女が
最期まで捨てなかったもののひとつが
小学校の頃からの成績表だと
お婿さんが笑顔で話してくれました。
写真はイメージです
遺品整理をするような
タイミングではないのに
そのことを知っていたのは
生前、本人から
何度も聞かされた（見せられた）のかしら。
そういえば
あっけらかんと自慢話をする人でした。
とても大切にしていたから
棺桶に入れてやろうと思います
と、お婿さんは話していました。
伯母がどんな気持ちで
成績表を持ち続けていたのか
勝手な想像を巡らせてみました。
農家に嫁ぐことが
一番の希望でなかったことは
想像できるけれど
そのことを
悔やんでばかりいたのでも
なかったと思うのです。
娘二人を育て、嫁がせ
晩年病気がちだった伯父さんを
お世話して、看取り
それでも体が動くうちは
毎日畑にでていたそうです。
地元の人や、友達や、姉妹と
旅行に行くことが楽しみで
その、集合写真も
たくさんたくさん
遺していったそうです。
思う通りではないけれど
置かれた環境で
精一杯、楽しんで生きたいくための
成績表は
心の支えだったのかもしれない
と、想像しました。
ほんのたまにしか
会うことがなかった
私の勝手な想像です。
近くで長く一緒にいたご家族は
いろいろと
ご苦労もあったことと思います。
お疲れ様でした。
伯母さんは、次の「生」に向けて
今頃どんな準備をしているのかしら。
また、同じ時間を過ごすことも
あるかもしれません。
その時まで、さようなら。
今日は１日
「さよーなら、またいつか」を
聴いていたので
ちょっと影響受けてます。(^^ゞ
明日からの
指宿カタカムナ合宿に向けて
すでに鹿児島入りしております。
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