(2006年/ドイツ・アメリカ/サスペンス・ミステリー)
原題は「First Snow」。
占い師に「初雪が降るまでの命」と宣告されてしまった男の混乱っぶりと、
運命とどう向き合っていくのかを描いた物語。
主人公は、押しの強さと口の上手さで、
調子よく相手を言いくるめるタイプのセールスマン、ジミー(ロン毛のガイ・ピアース)。
恋人もいて、友人もいて、仕事も順調、
人生そこそこ上手くいってます~♪の、はずだったけど・・・。
ある日、時間潰しのつもりでやったオヤジ占い師の占いが当たってしまったことから、
人生が大きく変わっていきます。
健康診断で再検査の結果が出て不安になったジミーは、
占いが不自然な形で中断していたことを思い出し、再び占い師の元を訪れると、
あのとき自分の未来に何かが見えたのではないか、と強引に聞き出そうとします。
そして占い師の口から出てきたのは、予期せぬ言葉。
「未来はない。初雪までの命」
愕然とするジミー。
その日から今までの生活が一変してしまうんですね。
道行く人々や、タバコの注意書までもが不安を掻き立てる。
折しも、クビにした部下と揉めたり、
自分を恨んでいるであろう昔のワル仲間が出所したりと、
人間関係も不安なことだらけ。
時間がたつにつれ不安は大きくなり、次第に疑心暗鬼に陥って、
仕事は休み、恋人ともケンカし、ついにはモーテルの一室に閉じ籠って、
わずかな物音にも怯える始末。
そして、迎えた初雪の日―――。
降り積もった雪を見て・・・・・何かが吹っ切れるんですね(^-^) 悟りの境地。
諦観とか受容とか覚悟とか―――。
それまでのうろたえっぷりが嘘のように、主人公は静かに部屋を出ると、
自分の運命にケリをつけようと、ある行動に出ます・・・。
―――と、まあ、この後は書きませんが。
実はこの作品、
主人公が不安に駆られて、次第に精神的に追い詰められていく様を楽しむ(?)映画なんですね。ストーリーよりも(^-^)
そんな役にうってつけのガイ・ピアース♪
でもねー、ちょっと惜しかったのが、
もっともっと追い詰めてもよかったんじゃないかなーと。
ガイ・ピアースは追い詰められる役ほど本領を発揮する役者さんなので
(と、私は勝手に思ってます)。
追い詰めれば追い詰めるほどに、いいフェロモンが出てくるんですよ~、ガイ・ピアースは♪
(と、私は勝手に思ってます)
もちろん、いい具合には追い詰められるんですけどね(^-^)/
欲を言えば、ということで。
あと、この作品、出てくる俳優さんが皆いい味わいを出してます。
特に、同僚で友人役のフィクトナーさん♪
それほど出番は多くないんですが、やっぱり存在感がありますねー。
主人公とのやり取りは、もう少し長く見ていたかったです。
ストーリー自体は、これといって目新しいものではありませんが、
ガイ・ピアースのファンの方なら楽しめるのではないかなーと思う一本でした(´▽`)ノ
◇◇◇
ところで。ちょいネタばれっぽい感想になりますが。
この映画を見てて思い出したのが、「ファイナル・デスティネーション」。
「やっぱり運命は変えられないんだなー」と思うラストだし、
途中、新聞が風で捲れて、玉突事故の記事に目がいくのも、いかにも怪しい感じ(^-^;
「ファイナル~」のホラー色をなくして、事情を知らずに死の連鎖に巻き込まれてしまった男の視点から物語を描いたら、この「デスティニー」になるんじゃないかなーと。
そんな風にも思いました^^
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